2015年8月30日日曜日

秋といえば…山形といえば…






ここ数日間は例年よりも涼しく、秋の香りを感じるようになってきました。
秋といえば「食欲の秋」





ということで今回、将棋むら天童タワーでそば打ち体験をしてきました。
紹介させていただきます!





将棋むら天童タワーは目立つので、すぐに見つけることができました。
建物に入ると、お土産や特産品を販売していて、奥まで進むと食事処があります。





大きな将棋の駒が目印





受付を済ませた後、敷地内にあるそば工房に移動して、
そば打ち体験スタート!





先ほどの建物から徒歩10秒で到着


2人前のそばを作ります。
小麦粉2割、そば粉8割の二八そばです。




まず、中央に水を加えて混ぜます。




少しずつ水を加えて混ぜる・・・
それを3回繰り返すと、このようになりました。


鶏そぼろみたい!


それを丸めていきます。




そして、こねます。女性なら100回、体格のいい男性なら50回。
とても力が必要な作業で、上から体重をかけてこねていきました。




だんだんシワがなくなって、ツルッとした仕上がりに。


可愛い…。


愛着が湧き始めました。




続いて、伸ばしていきます。
伸ばして伸ばして伸ばして・・・




ついに、そばを打つ時がきました!
1本打つのに5秒くらいかかってしまいます。少しずつ慣れてきたものの、
最後まで職人さんのようにトントンとリズムよく打つことはできませんでした。


難しい〜!


そばを打つこと約30分・・・
わーーーい完成!!!!!
このような作業って性格が表れますよね。


中央の太めのそばは私の父が打ちました


手打ちそばは2分40秒茹でると丁度良いそうです。
茹で上がりました!


それでは、いただきま〜す。


天ぷら+¥670、にしん煮+¥260で注文することが可能です。
初めて自分で打ったそば、とても美味しかったです!!
本格的な味で、普段食べているそばとは全く違います。
太いそばは、そばと言うより水団を食べているようでしたが、
それはそれで楽しく食事ができました。




将棋むら天童タワーではそば打ち体験教室の他にも、
書き駒教室や陶芸教室、絵付教室、紅花染教室、彫駒教室も行っているようです。
気になった方は是非足を運んでみてください。










(写真:佐藤奈津美〈母〉 文:佐藤奈津美)





・名称   将棋むら天童タワー そば打ち体験教室
      ¥1545〜 要予約 2名以上から申し込み可能
・営業時間 9:30〜16:00(そば打ち体験は1時間30分)
・定休日  なし
・電話番号  023-653-3222
・FAX番号  023-653-3223
・ネットでもご予約可能です。



 





2015年8月22日土曜日

山形の「ちょっと不思議な」話


8月も後半ですが、日中はまだまだ暑い日が続く山形県。

夏と言えばやっぱり怪談.....ですが怖いのは苦手なので
今回は山形の少し不思議なお話をしたいと思います。


みなさんは「即身仏」を知っていますか?
即身仏とは、修行者(お坊さん)が苦しみのなかにある人々の支えとなるために、厳しい修行を行いお体を残された仏さまを差します。つまり、ミイラのようなお姿の仏さまということですね。

この即身仏、日本でなぜか山形に極端に存在しているんです。
日本全国に16体確認されている即身仏ですが、その中の実に8体が山形にあります.....
はっきりとした理由は現在も分かっていません。


それならばせっかく山形に住んでいることだし、1度は見てみたい....!
ということで、やってまいりました。酒田市にあります、「海向寺」


JR酒田駅から車で6分ほどのところにありました。
ここは全国で唯一、二体の即身仏が安置されているお寺です。

さっそく行ってみましょう!
海向寺本堂
本堂横の受付で拝観の手続きを済ませると、即身仏のあるお堂へ案内されます。
そしていよいよ二体の即身仏と対面です....!

見る前は「ちょっと怖いな」と思っていましたが、実際に見てみるとそういった感情は湧かず、不思議と穏やかな気持ちになりました。祀られている仏さまを直接写真などに収めることは一般的にNGとされているため、ここでお見せすることはできませんが、これはぜひ実際に行って見ていただきたい!
建物内には修行中の方が身に着ける衣装
など、貴重なものが展示されている部屋も。
お寺の方に即身仏について伺ってみると、ここに祀られているのは「忠海上人」と「円明海上人」という方。ともにこのお寺の住職をされていた方で、なんと50代にして即身仏になられたそうです。
山形に即身仏が多い理由についてもお尋ねしたところ、山形の出羽三山を中心とした山岳信仰と関わりがあるのではないか、とのことでした。「山」が謎を解く鍵のようです。さすが「山形」!


同じ敷地内に「粟嶋水月観音堂」という縁結びや安産成就のお堂もありました。

本堂のすぐ右隣にあります
中には綺麗な天井絵も!


絵の修復に東北芸術工科大学が関わってるみたいです

今回、山形を語る上でやはり「山」は欠かせないということを学びました。
出羽三山の山岳信仰は山形という土地の深いところに根をはっているのだと思います。

みなさんもこの夏、地元の歴史的なところを訪ねてみては?なにか新たな発見があるかもしれませんよ!




(写真:佐藤大地 文:我妻愛弓)


海向寺

住所:酒田市日吉町2-7-12    
TEL:023-422-4264
営業時間:9時~17時(11月~3月は 9時~16時)
定休日:火曜日





2015年8月16日日曜日

こだわりの蕎麦を 音楽を聴きながら すてきな空間で

天童市高擶(たかたま)にある、吉里吉里(きりきり)というお蕎麦屋さんを紹介します。
今年はちょうど開店してから15年目。ご夫婦お二人で切り盛りされています。

立派な古民家が立ち並ぶ風情のある町並みの中に吉里吉里はあります。
お店も古民家を再利用したもの。


中に入ると、開放的で素敵な空間が広がっていました。
置いてあるひとつひとつのものからこだわりが感じられます。



まず、目を引くのが入り口入ってすぐにある、大きなまきストーブ。


寒い冬、このとても広い空間を暖めるのに、
灯油よりもまきの方が暖かく、コスト的にもいいのだとか。




また、小上がりのようなところにあるとても立派なコンポに目を奪われました。
よく見ると、他にもかっこいい音楽機器が!
CDやレコードも棚いっぱいに敷き詰められています。

素敵なレコードプレーヤー

真空管!聴いてみたい!

レコード。きちんとアルファベット順に並んでいます

こちらは店主の方の趣味だそうです。
レコードは冬などお店に少し余裕があるときにかけるそうで、
タイミングが合えば聴くことができるかもしれません!


他にもたくさんのこだわりが店内に詰まっています。


こちらのテーブルと椅子は、山形の家具工房モクさんにオーダーメイドで頼んだもの。
畳にとても合っていますね!
座り心地もとてもいいんです。ゆったりとリラックスして座れます。

開店当初は、畳に直接座る形だったのを、
誰もが楽に座れるようにと椅子にしたのだそうです。



また、こちらのメニュー、女将の千佐子さんの手作り!!
この素敵なイラストは、芸工大を卒業した方が描いて下さったそうです。

全ておいしそうに見えます



お店が開店する前に取材をさせて頂いたのですが、
なんと、お蕎麦を打っているところを見せてくれました!


蕎麦を打っているのは、店主の佐藤敬さん。
伸ばした蕎麦を切っていきます。




早い…!!
あっという間に、長かった蕎麦を切り終わってしまいました…
これぞ、職人技。
蕎麦を見る、真剣な眼差しがとてもかっこいいです。

また、そば粉は農家の方から玄そばを仕入れ、
毎日使う分だけ、機械で自家製粉して、石臼で挽いているんだとか。
こだわりが詰まっていますね。



午前11時。お店が開店!
店内に素敵な音楽が流れ始めます。

そして、お待たせしました!お蕎麦です!

たくさんのメニューの中から迷いに迷って
ざるそばと夏野菜の天ぷらを注文しました。

お皿や器もかっこいい
おいしそう!!

先ほど、打ったばかりの蕎麦。
つるつると喉の奥へ入っていってしまいます。
噛むとしっかりした食感で、蕎麦の味を感じられました。

天ぷらもナス、トマト、カボチャ、ブロッコリー、
パプリカ、トウモロコシ、ズッキーニなどなど…
彩り豊かな夏の野菜がたくさん!
どの野菜も甘い!衣もサクサク!

蕎麦も天ぷらも、とてもおいしい!!
ぺろっと頂いてしまいました。

天ぷらは季節ごとに変わるそうです。
これは、季節変わるごとに食べに来なくては…!

また、サイドメニューも豊富な吉里吉里。
以前、冬に訪れたときに頂いて
再び食べたくてしょうがなかった、そばがきぜんざいも注文。

おおきなそばがき

ふわふわなそばがきと、甘いあんこの組み合わせがたまらなくおいしいのです。


みなさんも、天童へ足を運んでこだわりの蕎麦を頂いてみませんか。

【文・写真=伊藤早希】



『 そば 吉里吉里 』


営業時間 11:00〜15:00(なくなり次第終了なのでお早めに!)
 定休日 木曜日
  住所 山形県 天童市 大字高擶北137-4
電話番号 023-655-5670

奥羽本線 高擶駅から徒歩で約30分

※未就学のお子様はご遠慮頂いております。
 ご理解ください

2015年8月10日月曜日

写真を撮りたくなる山形

東北芸術工科大学は、山形市を見わたせる蔵王の麓にあります。

住んで、歩いて、ふりかえった時、
「山形っていいね」と言いながらカメラを構えます。

芸工大に通っている人のほとんどの人が
この体験をしたことがあるのではないでしょうか?


今回は、そんな風に思わず撮ってしまった山形の写真を紹介していきます。


まずは芸工大と言えば鏡橋のかかる水場。
夕日も朝日も雨も、ありがたく愛しく思える水場です。

photo by 藤田寿人







photo by 秋山拓也
photo by 松本あいら

photo by 松本あいら


































photo by 成田杏子

photo by 岩佐真吾



photo by 高砂満里奈



どこまでが空なのか分からなくなります。
次は山です。山形というくらいですから。


photo by 大山貴弘
photo by 佐藤大地

photo by 佐藤優


photo by 佐藤璃奈

photo by 伊藤早希
photo by 青柳ゆりえ

photo by 石母田諭

photo by 藤田寿人

photo by 佐藤圭馬
photo by 平田しずか
photo by 田中敦



丘の上から見ると、山形市がジオラマのように感じます。

photo by 高坂菜美


photo by 高坂菜美

photo by 新田さくら
photo by 石母田諭


photo by 藤田寿人




夕日は、ほぼ毎日きれいです。
もはや撮り放題です。


photo by 池田麗奈


photo by 佐々木奏音

photo by 大槻美友

photo by 手塚希

photo by 加藤楓
photo by 須藤明里





夜のグラウンドでサッカーをすると、
月面でサッカーしてるみたいになります。

photo by 相川絵里


はい、山形の様々な表情をお伝えできたかと思います。



山形に住んでいる人には
「やっぱり山形っていいね」と、

卒業して引っ越してしまった人には
「この夏山形に戻ろうかな」と、

まだ山形に来たことがない人には
「青春18切符買わないと!」と思ってもらえたら最高です。


また、写真を提供していただいてありがとうございました!
選びつつ、思いを巡らせていただけたなら嬉しいです。


山形にはお蕎麦も雑貨屋さんも素敵なお店がありますが、
ただカメラを持ってふらふらするのもいいかも。

自分だけの山形を撮りに、ぜひ足を運んでみてください。



( 写真:みなさま 文:押山桃子 )


東北芸術工科大学

住所 |990-9530 山形県山形市上桜田3−4−5