2017年12月17日日曜日

第45話 山形の自然を楽しむために





山形市内も雪が積もり始め、寒さが本格的に。

寒さで家に閉じこもりがちになっている方も多いはずです。

せっかくの冬という季節や山形の自然を楽しむために、外へ出てみませんか?

そのためには準備は必要。




今回は、山形市内にあるアウトドアショップの銘店を紹介します。
青春通りを下るとある「OUTDOOR SHOP DECEMBER」。






外観から伝わるお洒落感





















白いドア越しの商品が店内へ誘います。
























中に入ると様々なサイズのオリーブ色のバックがご挨拶。
シンプルで使い心地が良さそうです。























店主さんは芸工大の卒業生。
芸工大の風を感じるこの場所でお店を構えるなんて素敵です。



店内は、入って左手が店舗。
主にオリジナルブランドの製品のキャンプ、ハイキング、カヌーなどの
遊び道具が並んでおります。
















































右手が工房になっています。
オリジナルブランドの製品を日々製作しており、
工房からトントンと作業音が聞こえて心地が良いです。


梱包作業中



OUTDOOR SHOP DECEMBERさんは、オリジナルブランドは
こだわり抜いたデザイン性抜群、機能性抜群のアウトドアグッズがなんともかっこいい。

全国にこのブランドのファンがおり、県外から訪れる方も多いそうです。




例えば、このバック。



色の展開も豊富

オリジナルブランド「DAIS」のもの。

シンプルで使い心地の良いバックでヒット商品です。

特に持ち手に部分は触り心地や形にこだわった銘品。
自製のワックスで仕上げてます。

持ち手は一番肌に触れる部分なので
肌に合うものだと嬉しいですね。






ツーバーナーも人気の商品。


どこでもキッチンになりま






















これがあれば外でも調理ができ、
あったかい料理やコーヒーが楽しめます。

この時期には、もってこいの一品。










一番驚いた商品はこのティーテーブル。


アウトドアには欠かせないテーブル


一見、普通のテーブルに見えますが、
実は、折りたたみのテーブルです。

折りたたみとは思えないほどスタイリッシュ。
その秘密は、金具を使わずに磁石で組み上がるからです。

この感動は是非、店舗へ訪ねて実感していただきたい。






他にも、トレッキング、カヌーなど様々なアウトドア体験ツアーを開催。
どう自然で遊べば良いかわからない初心者には嬉しいですね。
























他にも、魅力あふれるものがあふれるお店。
山形を存分に楽しむ準備してはいかかでしょうか?



(文・写真 茄子川彩佳)
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OUTDOOR SHOP DECEMBER

住所:山形県山形市飯田2丁目2−2


TEL:023-623-9671
営業時間:13:00~18:00
定休日:水曜日・木曜日







2017年12月10日日曜日

第44話 冬の輝き

すっかり寒くなり、雪も降り始めました。



みなさんは冬用タイヤに切り替えましたか?
私は最近冬用タイヤへと交換をしました。



タイヤ交換のために店に行く際に、
駅前を通るのですが、ふとイルミネーションの時期だと
いうのを思い出しました。



駅前の道路で泳ぐ金魚


















暗かった駅前の通りや駅の裏側にある霞城セントラルの木々が
様々な色に彩られ、冬の風物詩へと変貌していました。




トナカイや鈴といったデザインのものもありました

















様々なオブジェが飾られています

















駅の裏側にある霞城セントラルです


















霞城セントラルの最上階や1階でも
装飾がされていました。



この時期は町や民家など様々な場所がきれいに彩られ、
輝いてるので見ていて飽きません。



みなさんも寒さを耐えて、鮮やかに彩られた夜の山形を
見に行ってみてはいかがでしょうか。



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(文・写真 川村啓太)



2017年12月4日月曜日

第43話 食をつなぐファーム

師走に入り、今年も残り一ヶ月。
今日は少し遠出して、宮城県名取市へ行ってきました!


ここは名取のイオンのすぐ近くにある
「ロクファーム アタラタ」という食の複合施設
山形の蕎麦屋、レストラン、パン屋、キッチンスタジオが点在してあります
















レストランとパン屋の間にはテラスがあって、
外で食べる事もできます!
















パン屋のドアにはリースがありました!
実はこのパン屋、東北初出店のお店だそう
試食でいただいたパンがすごく美味しかったです!
















レストランの内装は開放感のある吹き抜けと、
自然素材を使ったインテリアがおしゃれでした〜

















ここは地域のコミュニティスペース
たまにマルシェが行われているそう
「六ノ国」で「みちのく」と読ませるのがいいですね

















レストランと蕎麦屋の間にはハーブ園がありました


こんなに食にこだわった場所があるとは!
山形にもこんな場所があったらいいなあと思いました
皆さんもたまには息抜きに少し遠出してみませんか?

 

(文・写真 長南秋穂)
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ロクファーム アタラタ
住所:宮城県名取市杜せきのした5丁目31-1
電話番号:022-796-4125







2017年11月26日日曜日

第42話 ◯◯◯専門店

皆さん、好きなケーキって何ですか?




イチゴのショート、チョコレート、モンブラン、ティラミス、ロールケーキ…




どれも美味しいですよね!
3時のおやつに、また疲れた時に食べる甘いケーキはまさに至福そのものです。




すいません、話が逸れてしまいました。
さて、今回お邪魔したのはこちらのお店。
【お菓子のクレマ】さんです。




六角形の可愛らしい看板ですね




















シンプルな外観です




















こちらのお店、なんと「チーズケーキ」の専門店なんです!
ケーキ店というと、種類の異なるケーキが並べられている印象がありますよね。




このように、1つのケーキに特化したお店はなかなかないんじゃないでしょうか?
期待を胸に、早速入店です。




窓にも小さく看板のロゴが




















玄関には油絵が飾ってありました




















清潔感のある店内




















小さな雑誌コーナーも!



















「こんにちは〜」
小さく挨拶をして店内に入ると、奥から優しそうな店主の方が出てきました。
「こんにちは、いらっしゃいませ。ようこそお越しくださいました。」




実は来るの初めてなんです、
と伝えると、棚に並ぶケーキについて詳しく教えてくれました。




こちらのお店で扱うチーズケーキは7種類で、それぞれ違うチーズで作っているそう。




「ぜひ全種類食べてみたい!」と思いましたが、この日は休日。
残念ながら、一部の商品が売り切れとなっていました。




一部売り切れ…残念!




















そこで、今回はゴーダチーズを使用したチーズケーキと
ブルーチーズを使用したチーズケーキを購入。




ベイクド プレーン(ゴーダチーズ)




















ベイクド ゴルゴンゾラ(ブルーチーズ)




















お、美味しそう…!




















見た目に大きな差はありませんが、味は全くの別物です。




プレーンだと甘みは強く、口当たりも滑らかで食べやすい印象。
逆にブルーチーズは味が濃厚で深みがあり、チーズそのものの風味が味わえます。
どちらもとても美味しかったです!




ちなみに、ベイクドの他にもスフレ、ブリュレなどがあり、
それぞれのチーズケーキを食べ比べしてみても面白そうですよ。




チーズケーキが大好きな方も、そうでない方も。
ぜひ1度行ってみてください。




やみつきになること間違いなしのお店です。




【お菓子のクレマ】
住所  :山形県山形市寿町15-7
tel   :023-665-4363
営業時間:10:00〜18:00
URL  :http://cremafoods.jp

(文・写真 迎田崚真)

2017年11月21日火曜日

第41話 「温もりのかたち」を感じる食堂

ついに山形でも初雪が降りましたね。



この時期になると何をしていても寒くて、
「冬眠しちゃいたいなあ、、、。」
なんて気分になってしまうことがあるのは私だけではないはず。



そんな冬の始まりは、
温かいご飯をしっかり食べて、お仕事やお勉強を頑張っていきましょう!







ということで、私が紹介したいお店はこちら。

「ノカタチ食堂」

というハンバーグ屋さんです。


お店の外観
















お店の看板。「の」ですね。
















お店の前の坂。下っていくと最上川がある。




















中に入ってみるとすぐ左手にレジがあります。






まず、そこに置いてある手作りの焼き菓子が美味しそうで、
ディスプレイされている小物がおしゃれで、目を奪われます、、、



が、お料理を頂くために席へ向かいます。



レジので売っている手作りクッキー


レジ前の小物たち

































奥に進むと、木のテーブルと椅子が並んでいて、
なんだかとてもほっこりした気持ちになる空間です。




温かみのあるインテリア















ひざ掛けも借りられます
















小物や植物のディスプレイがおしゃれ























ノカタチ食堂のメニューは、
週ごとに変わるランチメニューが一種類です。




デザートも気になりますが、今回はランチの、
「特製ハンバーグと季節野菜の盛り合わせ〜さっぱりトマトソース〜」
を注文しました。



メニュー表
















厨房から微かに聞こえてくる、ハンバーグの焼ける音と
漂ってくる美味しそうな匂いに、ワクワクしながら待ちます、、、。









少し待つと、お料理が運ばれてきました。



















美味しそう!





実際本当に美味しかったです。





ハンバーグは粗挽きのお肉がジューシーで、
これまた具材の形が残るほどよい酸味のトマトソースとの相性抜群。



そしてこのたくさんの季節野菜。


どれも、それぞれの素材の味を楽しめるような調理がされていて、
一つ一つの野菜楽しむことができます。





どれも本当に美味しくて大満足。
今度は是非デザートも食べようと決めました。













このお店を一人で切り盛りしているご主人にお話を伺うと、
ご主人は以前、設計事務所で働いていて、


この店舗は、ボロボロだった空き家を
ご自身の手で一からリノベーションして作り上げられた、ということでした。
(なんとその空き家はR不動産のHPで見つけてくださったものだそうです。)


お店の看板やロゴのデザインも、奥様がされたそうです。






こんなに美味しくて可愛らしく、おしゃれなお店なのに、

お料理は元建築家の方が作っていて、
おしゃれな内装も全て自分たちで手がけられた、ということに大変驚きました。




お店のHPで、そのリノベーションの様子が紹介されているので、
そちらも是非見ていただきたいです。








取材を通して、お料理だけでなく、ご家族で作られた温かみのある空間も、
ノカタチ食堂の魅力だと感じました。

本格的に寒くなってきたこの季節
体も心も温まるこの食堂に、あなたも訪れてみてはいかがでしょうか。

お店の前の景色とレジ横のクッキー




















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「ノカタチ食堂」

住所    山形県大江町左沢188
電話    0237−85−0768
営業時間  金、土、日、月
      lunch  11:00〜14:00
      cafe    14:00〜16:00(ラストオーダー15:30)
      dinner    18:00〜22:00(ラストオーダー21:00)
      ※ dinnerは予約制
       
定休日   火〜木
HP               https://kurasukatati.jimdo.com/




(文・写真 西田真優)





2017年11月12日日曜日

第40話 洞窟散策


「洞窟」
この言葉の響きには、なんとも童心に戻らさせられる力を感じます。なんだか懐かしくワクワクする感じ。
小さい時には、自然の作り出す地形の窪みを秘密基地にしたものです。




実は山形県東置賜郡、高畠町竹森には国指定史跡の洞窟遺跡群があります。これらの中には日本に残る数少ない縄文草創期からのものも含まれるようです。
今回は、山形からはるか一万年前に想いを馳せます。

この指定遺跡に含まれる二つの洞窟の日向遺跡。一の沢遺跡。

こちらを紹介します。
洞窟探検です。






洞窟付近の風景


一万年前、この周辺は定湿地帯となっていました。かつてから稲作の風景が行われていたこの場所では、
今より高い水位で水辺で広がっており、昔から存在したこの金色の風景の中に人々は船を浮かばせ、農作業が行われてきました。日常に人の手が加えられたこの場所は、実に綺麗な風景を作り出していたのであろうと想像します。
この山に囲まれた高畑の盆地は当時水辺であったため、山と盆地の境目より少し高い位置にできた洞窟に人は住んでいたようです。



日向洞窟入り口

入り口付近で矢尻などの遺物を拾った人がいるとか、、







春には日向洞窟の入り口に被さるようにして植生する枝垂れ桜が綺麗にピンク色になるようです。













一の沢洞窟までは、少々山の遊歩道を歩きます。

横道に現れる池
木漏れ日がなんとも綺麗です 



藻も山を流れる川の水が気持ちよさそう




ホオノキが優しく日差しを下まで落としてくれています。






下の洞窟入り口


上の洞窟入り口




上の洞窟の中から




奥は思った以上に続いています

下の洞窟





一の沢洞窟の小高い洞窟の入り口からは、今ではほぼ、木々が生い茂った景色しか見えませんが、木々の隙間から僅かに盆地が覗けます。



ここで人が暮らしていたと言われていますが、もちろん人が暮らすシェルターとしての役割は現代よりも明らかに弱い事は明白です。
暮らしについても、獣や病原菌、食料や水の確保、寒さなどの気候など、より人が自然に近く、死に近い暮らしをしていたのだと思います。

そんなことを考えながら洞窟の入り口に立ち、外を眺めると、
きっと、同じように原始の人たちもここに立ち、外界を望み、日々を生きるために、外の世界の細やかな変化を感じ取ることで、自然の中で暮らせていたのだろうと想います。











ここの他にも火箱岩洞窟、神立洞窟など、幾つかの洞窟が高畑には点在してあります。
洞窟散策で心に童心を戻したり、人の暮らしの歴史を感じたりしてみるのもいいものですよ。




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日向洞窟 
住所 〒992-0342 山形県東置賜郡高畠町竹森一の沢洞窟 
住所 〒992-0302 山形県東置賜郡高畠町安久津

(文・写真=秋山新作)