2017年4月30日日曜日

猫の見る景色

「ああ、猫になりたい」


猫になって
街の中を悠々と歩き、
狭い道や高い場所を奔放に跳び回り、
お気に入りの場所でお昼寝をして、

一日でもそんなふうに過ごしてみたいなと
思ったことはありませんか?

外で昼寝でもしたくなるような天気のいい日に
仕事や課題で部屋にこもっているような時には
そんな思いが強くなります。


そこで今回は、普段歩いている山形の街を
猫の目線で見てみようと思います。


晴れた青い空
















お祭りでしょうか
塀の上にのぼってみたり
散った桜もなんだか綺麗に見えます
猫にはこんな狭い場所も立派な通り道なのかも
どこだかわかりますか?
水の音が心地いい誰もいない場所。












疲れてベンチで休憩









日が暮れてきました

視点を変えてみると、
そこには普段とはちょっと違った風景が広がっていました。


山形の穏やかな町並み、猫になったつもりで
楽しんでみてはいかがでしょう。



(文・写真=芳賀耕介)

2017年4月12日水曜日

第20話 刺激を受けに行きませんか








4月に入り、新年度が始まりましたね。
つい最近入学したと思っていたのですが、時が経つのは早いものです。
東京では桜が咲き、SNSなどで多くの人が投稿しているのを見ると
山形の桜も早く咲いてほしいと願ってしまいます。
まだ少し寒い山形、体調を崩さないようにお過ごしくださいね。





今回、私がご紹介するのは現在「悠創館」で行われている
洋画コースの学生による『新四年生展』です。











『浮上する個性。』がテーマになっていて
個性あふれる作品が数多くあり、良い刺激になる展示会でした。






まず、正面玄関から入ってすぐ目を引くこの作品。
色合いが春らしく、綺麗な作品だと感じました。





【いっしょにくらそう】桶本理麗さん




















正面玄関に置かれた作品を見て左に曲がり、
階段を上ってまた左に曲がり…
仏様の作品が1番最初に目に入るのですが
その右隣の作品が個人的に刺激されるものでした。





【after】小林祐生さん

























未来の地球を想像させるような作品で、
ビルのように見える1本の線。
詳細に描かれた電信柱。
描き方が対極しているこのギャップ感。
近くでじっくり見てみないとわからない。
この表現方法にとても興味が沸きました。





続いて、いくつかの作品を眺めながら
再び気になる作品が…





【Anxiety】木明彩香さん


































洋画だからと言って、絵具だけの表現方法ではなく
陶器のようなものを貼り付けているのです。
これもまた遠くで見たら絵の一部で
何も感じないものかも知れませんが、
近くでその陶器の模様までもが
絵と調和しているのが素敵だと思いました。





他にも、糸で縫われた作品やネオン管を使ったものなど
自分が想像していた以上のものばかりでした。
どこか良い刺激を受けた気持ちになりました。
これで新年度良いスタートがきれそうです。





【carina】佐藤美依奈さん



















この展示会は16日の日曜日で終わってしまいますが、
天気の良い日に悠創の丘へ行き
山形市を眺めるのも良い刺激になるのではないのでしょうか。






もう少し暖かくなったら桜も見ごろを迎えることかと思います。
ぜひ、時間にゆとりがありましたら悠創の丘や悠創館にお立ち寄り下さい。




(文・写真 武山奈月)





住所:山形市上桜田366

電話:023-635-6031

展示期間:4月5日(水)~16日(日)

展示時間:9:00~17:00

入場料:無料

公式Twitter:twitter.com/tuad_23

公式instagram:http://instagram.com/tuad_oil23