2017年11月12日日曜日

第40話 洞窟散策


「洞窟」
この言葉の響きには、なんとも童心に戻らさせられる力を感じます。なんだか懐かしくワクワクする感じ。
小さい時には、自然の作り出す地形の窪みを秘密基地にしたものです。




実は山形県東置賜郡、高畠町竹森には国指定史跡の洞窟遺跡群があります。これらの中には日本に残る数少ない縄文草創期からのものも含まれるようです。
今回は、山形からはるか一万年前に想いを馳せます。

この指定遺跡に含まれる二つの洞窟の日向遺跡。一の沢遺跡。

こちらを紹介します。
洞窟探検です。






洞窟付近の風景


一万年前、この周辺は定湿地帯となっていました。かつてから稲作の風景が行われていたこの場所では、
今より高い水位で水辺で広がっており、昔から存在したこの金色の風景の中に人々は船を浮かばせ、農作業が行われてきました。日常に人の手が加えられたこの場所は、実に綺麗な風景を作り出していたのであろうと想像します。
この山に囲まれた高畑の盆地は当時水辺であったため、山と盆地の境目より少し高い位置にできた洞窟に人は住んでいたようです。



日向洞窟入り口

入り口付近で矢尻などの遺物を拾った人がいるとか、、







春には日向洞窟の入り口に被さるようにして植生する枝垂れ桜が綺麗にピンク色になるようです。













一の沢洞窟までは、少々山の遊歩道を歩きます。

横道に現れる池
木漏れ日がなんとも綺麗です 



藻も山を流れる川の水が気持ちよさそう




ホオノキが優しく日差しを下まで落としてくれています。






下の洞窟入り口


上の洞窟入り口




上の洞窟の中から




奥は思った以上に続いています

下の洞窟





一の沢洞窟の小高い洞窟の入り口からは、今ではほぼ、木々が生い茂った景色しか見えませんが、木々の隙間から僅かに盆地が覗けます。



ここで人が暮らしていたと言われていますが、もちろん人が暮らすシェルターとしての役割は現代よりも明らかに弱い事は明白です。
暮らしについても、獣や病原菌、食料や水の確保、寒さなどの気候など、より人が自然に近く、死に近い暮らしをしていたのだと思います。

そんなことを考えながら洞窟の入り口に立ち、外を眺めると、
きっと、同じように原始の人たちもここに立ち、外界を望み、日々を生きるために、外の世界の細やかな変化を感じ取ることで、自然の中で暮らせていたのだろうと想います。











ここの他にも火箱岩洞窟、神立洞窟など、幾つかの洞窟が高畑には点在してあります。
洞窟散策で心に童心を戻したり、人の暮らしの歴史を感じたりしてみるのもいいものですよ。




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日向洞窟 
住所 〒992-0342 山形県東置賜郡高畠町竹森一の沢洞窟 
住所 〒992-0302 山形県東置賜郡高畠町安久津

(文・写真=秋山新作)








2017年11月11日土曜日

第39話 好きなもの。



11月に入りマフラーが手放せなくなってまいりました。
冬まであと少し!

そんななか私はマフラーを巻いて行ったお店がこちら。

お店入口の看板

















「anori」というヴィンテージストア。
じつはこちらのお店、山形ミュージック昭和という楽器店の一角にあるんです!

私自身、何度もミュージック昭和さんにはお世話になっているのに、
このお店の存在を知ったのはつい最近なんです、、、
こんな身近に、こんな素敵なお店があったなんて、、、
でも、その分見つけた時の感動が大きく隠れ家のようなお店です。


こちらがお店の入口



































こちらのお店は、店主の高橋さんが自分の好きなものや、
自分でデザインしたものを売っています。
商品だけではなく、什器も好きなものやリメイクしたものを置いているそうです。


たとえばこの商品棚!






































なんだか見覚えがありませんか、、、?
そうなんです!
この棚は、もともと小学校で使われていたものをリメイクして使っているそう。
なんだか懐かしい気持ちになります。


他にも、理科室で使われていた棚など、、、、


















実はこちらの棚も販売されています!
自分の家に理科室の棚があるなんて魅力的ではないでしょうか?
私だったら自慢しちゃいます!


棚の紹介を沢山してしまいましたが、商品も魅力的なものばかりです。


たとえばこちら。

















店内に不規則に置かれている椅子たち。
実はこちらも商品!
一つ一つが個性的できゅんきゅんします。



左は高橋さんが書いたもの。


















こちらの商品は、もらってきた商品に黒板塗料を塗ったもの。
お家の形で、建築学科の私は一目惚れしました。





そしてなんといっても、このお店の売りは鞄。
高橋さんが、デザインしたものが売られています。


















ソファなどの家具の布地が使われているため、
ぬくもりのあるデザインの反面とても丈夫です。
毎回違う布地を使うため、パターンは無限にあります。
そんななか、出会った鞄にはきっと愛着がわくと思います。

お店の片隅には、アウトレットのコーナーもあるためお買い得です!

















また、高橋さんは鞄以外のデザインもしているそうで、
最近は靴のデザインをしたそうです。
過去には、万年筆のデザインや寝袋のデザインもしたことがあるそうです。

一番最初に出てきた看板の写真も高橋さんがデザインして作った看板だそうです。
とても可愛いロゴが目を惹きますよね。


こちらのお店は、店舗兼事務所でもあるそうで、
ご本人も何屋さんだかわからないとおっしゃっていました!笑

店主の高橋さん自身、とても気さくて喋りやすい方なので、
そんなところも、このお店の魅力なんだと思います。


ぜひ一度、この好きなものに囲まれた空間に足を踏み入れてみては?



















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「anori」

住所    山形県山形市あこや町2−2−2
電話     023-625-6235
営業時間  
定休日  
HP                   https://www.anoriproject.jp

(文・写真 小田島比奈子)



2017年10月29日日曜日

第38話 秋の色

11月が近づき寒くなる季節になりました。
皆さんは冬支度はできていますか?



寒い日には室内にこもりがちになってしまいますが
せっかく楽しみ方の多い秋。
まだまだやりたい事はたくさんあります。
今回は外に出て、秋の景色について紹介します。



訪れたのはもみじ公園。



東原町にあるもみじ公園



















ここには池泉回遊式の庭園があり、
この時期は美しい紅葉を見ることができます。



入り口ある大きなもみじの木







もみじと池



















この時期にしか見れない景色。
カメラ片手に紅葉を楽しむ人がたくさんいました。



紅葉のピークはこれからだそうです。
皆さんも是非、外に出て紅葉を見に
行ってみてはいかがでしょうか?



(文・写真 湯川綾音)

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もみじ公園
住所:山形県山形市東原町2−16−7
駐車場の開場時間:8時00分〜22時00分




2017年10月24日火曜日

第37話 秋の楽しみ方


昼夜の寒暖差が厳しい今日この頃。
どんな上着を着ていくか、悩んでしまいますね。

でも、山形にはそんな寒暖差によって
もたらされる恵みがあるのです。




突然ですが、みなさんは「秋」といえば何を思い浮かべますか?


芸術の秋、スポーツの秋・・・秋には色々な楽しみ方がありますが、
山形といえば、外せないのは「収穫の秋」です。

山形の寒暖差は、大地に収穫の恵みを与えてくれます。

多くの作物が収穫のシーズンを迎えている今、
これを堪能しないのはもったいない!


中でも私のこの季節の楽しみは、何と言っても「新米」。

美味しいお米が食べられるお店はないだろうかと探していたら、
八日町にひっそりと佇むお弁当屋さんに出会いました。


「おこめ亭 浦山」さんです。

おこめ亭 浦山






















こちらでは、山形の美味しいお米「つや姫」を使用しています。
はえぬきとつや姫をブレンドし、時期によって割合を変えているのだそう。


お店の前にものぼり旗が





















本来はお米屋さんで、創業明治8年の老舗。
お弁当屋さんを始めてからは20年以上経つそうです。


そしてこちらのお店は、「美味しいお米の店」
として山形県から承認されています。

そんな認定があったとは・・・!





















お店の中には米俵のような可愛い飾りもありました。
お米屋さんならではのアイデアですね。






















お弁当だけでなく、お惣菜の種類も豊富です。

その中でも人気なのが「週替わり弁当」と「唐揚げ弁当」


どれも美味しそうで悩んだ挙句、
お店の前に出ていたのぼり旗にもあった
オススメの唐揚げ弁当を頂きました。



私が今まで食べてきたお弁当のお米とは違う、
炊きたてのようなお米・・・秋の幸せを感じました。

さすがは美味しいお米のお店!

唐揚げもジューシーで美味しかったです。


また、お米屋さんでもあるため、店内ではお米も売られていました。






















私がお弁当を待っている間にもお客さんが。
地域の人たちに愛されているんだなと感じました。

今度は週替わり弁当を食べに、またぜひ訪れてみようと思います。


皆さんも、山形の秋に「食」を満喫してみてはいかがでしょうか?



(文・写真 山下真侑子)
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おこめ亭 浦山

住所:山形市八日町2-1-22
電話:023-622-6760
営業時間:10:00〜19:00
定休日:土日祝


2017年10月8日日曜日

第36話 暮らしのなか

今週、朝の寒さで目が覚めることはありませんでしたか?

つい先日まで夏休みだったはずが、
いつの間にか毛布の枚数を増やしたり、ストーブを準備したりと、
着々と冬が近づいてきている気配を肌に感じます。

寒い朝は、体を内側から温めてから外へ出たい。
そして、出来ればシャキッと気持ちを整えたい。

そう、こんな朝にはコーヒーが飲みたいんです。

今回ご紹介するのは、AURORA COFFEE
自家焙煎のコーヒー豆専門店です。

この看板が営業中の目印
















東青田のマックスバリュさんから徒歩3分ほど。
住宅街にお店はあります。

閑静な住宅街のなかにお店はあります。こちらの一階










焙煎も店内でしており、運が良ければ香ばしいコーヒーの香りが迎えてくれます。

実は店内の調度品は作家ものが多数


カフェ営業はしておらず、コーヒー豆の販売が専門なので、
コーヒーを飲みに行きたいという人には、もしかしたら少し物足りないかもしれない。

でも、だからこそ安心できるコーヒー豆の美味しさには、
県内のみならず県外にも多くのファンがいます。

様々な風味のコーヒーが並ぶ店内















道具の販売もしてるので、入門者も安心















お店のパッケージデザインはアカオニ!

通販もしていますが、初めての人はぜひお店へ。
店主の大杉さんの、丁寧で、でも決して押しつけがましくない姿勢は、
自分が素直に好きだと思えるコーヒーを探り当ててくれるんです。

どうにも元気が出ないとき、なんだか一息つきたいとき、心機一転・これから頑張りたいとき。
コーヒーは僕たちの生活の端々に登場し、そっと花を添えてくれます。

ここには、暮らしに寄り添うコーヒーがあります。

(文・写真 北嶋孝祐)

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AURORA COFFEE
住  所 山形県山形市青田4丁目9-31-1F
営業時間 12:0018:00
定休日  日曜日・月曜日

URL   http://auroracoffee.jp/

2017年10月3日火曜日

第35話 木のぬくもり





10月に入り、いよいよ秋らしい季節になりました。
半袖から長袖へ、学生さんは衣替えですね。
暖かな日差しと少し冷たい風を感じながら、実り多い山形を歩きましょう。




さて、今回訪れたのは
「cafe towa」


今年で3周年の節目を迎えたcafe towaさんは、
米沢駅からバスに乗り、御廟前で降りたところから5分ほど歩いたところにあります。


入口はなんだか隠れ家的


















白い看板が可愛らしいです


















店内に入ると、お客さんがいっぱい。
美味しそうな匂いにつられてカウンター席に座りました。


カウンター席から見える厨房


















メニューには素敵な料理がずらり。
何を食べようかな、と迷っていると目の前にお洒落なグラスが。


ワインに見間違えるほど濃い赤紫色。
一口飲むと、口の中に葡萄の香りが広がります。
美味しい。


ワイングラスに入った酵素ドリンク


















左からサラダ、オニオンスープ、ライスコロッケ


















迷いに迷った末、注文を終えると前菜がでてきました。
どれも美味しそう。


揚げたてのライスコロッケを頬張ると、サクサクの衣からもちっとしたお米の食感。
うん、やっぱり美味しい。


じっくりオニオンスープを味わっていると、
お、きたきた。


ナポリタンとレモネードを注文


















食欲をそそられるトマトとチーズの香り。
思わず一口。
写真を撮るのも忘れて食べてしまいました。


気さくに話しかけてくれた店員さんと、お隣に座っていた地元の学生さん。
楽しいおしゃべりを続けるうちにすっかりお皿が空きました。




会計を済ませて外に出ようとすると、

「ぜひ、また来てくださいね」

明るい笑顔と温かいお言葉をいただきました。
はい、また来ます。




美味しいごはんと、優しい店員さん。
素敵なお店だったなあ。
来る時よりもかるくなったような足取りで、次はどこへ行こうかな。




秋の始まり。
これからはいろんな場所が、街が、紅葉で染まっていくでしょう。
そんな景色を楽しみながら、知らなかったお店を発見できたらいいですね。


皆さんもぜひ秋を楽しんでください。




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「cafe towa」


住所     山形県米沢市御廟2-3-47
電話     0238-20-5883
営業時間   月〜土曜日
       Lunch & cafe 11:30~16:00
       Bar      18:30~23:00
       日曜日
       Lunch & cafe 11:30~16:00
       Bar      16:00~21:00
定休日    毎週水曜日 第3火曜日




(文・写真 佐藤佑海)





2017年9月24日日曜日

第34話 「 ...etc」な秋


九月もいよいよ終盤。

夏の日差しが残りつつも
冷たくなった風や、金木犀の香りが街中に漂い
秋の気配を感じさせます。


秋と言えば 皆さん。

昔からよくこのシーズンは 「読書の秋」 「スポーツの秋」
なんて言いますが、

手始めに私は
「食欲の秋」を楽しみに行ってみたいと思います。


今回訪れたお店は
「THE TENDOU HOUSE」


















今年の春先にオープンしたばかりで、
場所は天童駅から歩いて三分ほどの距離にあります。



外の印象はアプローチが開放的で居心地がよさそう!
お店の中も気になりますね....。




















このお店は主にベーカリー&カフェとして
経営していて、手前はお店で作った焼きたてパンの
テイクアウトができ、奥にはランチ用のテーブル席が設けられています。





















木彫で統一された店内はとても居心地がよく、
この時間はアフタヌーンティを楽しむお客さんで
とても賑わっていました。


そしてここの家具、実は天童木工さんの家具を
採用しているので、行ってみた方は是非探してみてください!



















ちょうど小腹の空く時間ですので、
私も何か軽食を見繕うと奥の袋入りのパン棚に目をやると、


午後の3時頃にお店に入ったのですが
棚のパンは結構品薄に...! 
 人気ぶりが伺えます。




「食欲の秋」もいいですが、
このような居心地の良い空間で
「芸術の秋」に触れてみるのもいいかもしれませんね。


落ち着いた空間の中、
おいしいもので食を楽しみながら、
一緒に読書をしてみる。




今年の秋は、皆さんどんな秋を過ごしますか?



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「THE TENNDOU HOUSE」

住所     天童市本町1-4-33
電話     023-687-1412
営業時間  <bakery> 10:00-19:00
                     <cafr>      11:00-18:00
                     <dining>  18:00-23:00

定休日        水曜日





(文・写真 鈴木千慧)